「二人での新生活、ワクワクしますね!でも『同棲の物件選びで失敗したくない…』そう思うのは当然です。
この記事では、間取りや家賃設定の基本から、同棲カップルが後悔しないための物件選びのコツを徹底解説していきます!
【最初の注意点】二人で決めるべき基本条件

いざ同棲を始めよう!と思っても、いきなり物件サイトを見始めるのは少し待ってください。
その前に、二人でしっかりと話し合い、お互いの希望や条件をすり合わせておくことが、失敗しない物件選び、そして円満な同棲生活の最初の、そして最も重要なステップです。
なぜ話し合いが重要なの?
一人暮らしとは違い、同棲は二人の生活。価値観やライフスタイルが異なる二人が同じ空間で快適に暮らすためには、お互いの意見を尊重し、納得できる着地点を見つけることが不可欠です。「言わなくてもわかるはず」「相手が合わせてくれるだろう」といった思い込みは、後々のすれ違いや不満の原因になりかねません。
物件選びは、まさに二人の価値観が表れる場面。家賃、場所、間取り、設備など、何を優先し、何を妥協するのか。この最初の話し合いを丁寧に行うことで、物件探しがスムーズに進むだけでなく、お互いへの理解も深まり、その後の同棲生活の満足度も大きく変わってきます。なので、最初は二人でしっかり話し合い、希望をすり合わせて行きましょう!
家賃上限と初期費用はいくら?
物件選びで最も現実的な問題となるのが「お金」のこと。まずは、毎月支払える家賃の上限を二人で決めましょう。一般的に家賃は手取り月収の25%~30%以内が目安とされていますが、同棲の場合は二人の収入を合算して考えるのか、あるいはどちらかの収入を基準にするのか、話し合いが必要です。どの方法が良いかはカップルによりますので、お互いが納得できる形を見つけましょう。
関連記事:同棲費用はいくら?初期費用と月々の生活費の平均相場解説
エリア選びで優先すべき条件
どこに住むかは、日々の生活の利便性や快適さに直結します。お互いの通勤・通学時間や手段を考慮し、双方にとって無理のないエリアを選びましょう。
- 通勤・通学時間
- それぞれ何分以内が理想か?乗り換え回数は?
- 交通手段
- 最寄り駅までの距離は?利用する路線の混雑具合は?終電の時間は?
- 周辺環境
- スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど日常の買い物施設の充実度
- 病院、郵便局、銀行などの生活利便施設
- 飲食店や娯楽施設の有無(必要に応じて)
- 治安
- 夜道は明るいか、街灯は整備されているか、交番は近くにあるか。
- 静かさ
- 大通りに面していないか、線路沿いではないか、繁華街から適度に離れているか。
どちらかの職場や学校に極端に近い場所を選ぶと、もう一方が不便を感じてしまうことも。お互いの希望を出し合い、優先順位をつけて、妥協点を探ることが大切です。休日などに実際に候補エリアを歩いてみて、街の雰囲気を確認するのもおすすめです。
間取りの希望は?
二人で一緒に過ごす時間も大切ですが、時には一人になれる空間や時間も必要です。間取りを選ぶ際には、お互いのプライベート空間に対する考え方を共有しておきましょう。
- 寝室は一緒?別々?
- 仕事や趣味に集中できる個室は必要?
- リビングダイニングの広さはどれくらい欲しい?
これらの希望によって、選ぶべき間取り(1LDK、2DK、2LDKなど)が変わってきます。
これは譲れない!二人にとっての必須条件と妥協できる点の見つけ方
全ての希望を100%満たす物件を見つけるのは至難の業です。だからこそ、「これだけは譲れない!」という必須条件と、「これは妥協しても良いかな」という点を明確にしておくことが重要になります。
- お互いに「絶対に譲れない条件」を3つずつ挙げる。
- 次に「できれば欲しい条件」をいくつか挙げる。
- 最後に「これは妥協できる」という点を挙げる。
例えば、「家賃7万円以内は絶対!」「駅徒歩10分以内は譲れない」「オートロックは必須」などが必須条件。「お風呂とトイレは別が良い」「独立洗面台が欲しい」「2階以上が良い」などが希望条件。「築年数は少し古くてもOK」「キッチンの広さはそこまでこだわらない」などが妥協点、といった具合です。
このすり合わせ作業を通じて、二人の価値観を再確認し、物件探しをスムーズに進めるための共通認識を持つことができます。
同棲物件探しと内見の注意点!
理想の条件や間取りが決まったら、いよいよ本格的な物件探しです。
ここでは、効率的な物件の探し方から、内見で後悔しないためのチェックポイントまでを詳しく解説します。
不動産ポータルサイトと不動産会社、どう使い分ける?
物件探しは、まずインターネットの不動産ポータルサイトで情報収集を始めるのが一般的です。SUUMO、HOME’S、athomeなどが有名ですね。
- メリット
- 膨大な物件情報の中から、エリア、家賃、間取りなどの条件で簡単に検索できる。
- 複数の不動産会社が扱っている物件を横断的に見られる。
- 自宅で好きな時間に情報収集できる。
- デメリット
- 情報が多すぎて絞りきれないことがある。
- 掲載情報が最新でない場合がある(おとり物件の可能性もゼロではない)。
- まだ公開されていない「未公開物件」の情報は得られない。
- メリット
- ポータルサイトには載っていない未公開物件を紹介してもらえることがある。
- 希望条件を伝えれば、プロの視点で物件を提案してくれる。
- 地域の情報(治安、利便性など)に詳しい。
- 内見の手配や契約手続きをサポートしてくれる。
- デメリット
- 担当者との相性が合わない場合がある。
- 紹介される物件がその会社が扱っているものに限られることがある(ただし、他社物件も紹介可能な場合が多い)。
- まずはポータルサイトで相場観を掴み、気になる物件をいくつかピックアップする。
- その物件を扱っている不動産会社や、希望エリアに強い不動産会社に問い合わせて訪問する。
- 訪問時には、ポータルサイトで見つけた物件以外にも、二人の希望条件を詳しく伝え、プロの提案も受けてみる。
複数の不動産会社を回ってみるのも良いでしょう。親身になって相談に乗ってくれる、信頼できる担当者を見つけることが大切です。
不動産会社に伝えるべき希望条件と上手な相談のコツ
不動産会社を訪問する際は、二人で話し合った内容を整理して伝えられるように準備しておきましょう。
- 家賃上限
- 希望エリア
- 希望の間取りと広さ
- 絶対に譲れない条件
- できれば欲しい条件
- 入居希望時期
- 同棲であること、二人の職業やおおよその収入
内見はいつ行くべき?
気になる物件が見つかったら、いよいよ内見です。内見は、物件の実際の状態を確認できる貴重な機会。できれば二人揃って行きましょう。
内見のタイミング
- 時間帯
- 日中(午前~午後早め): 日当たりの良さを確認できます。部屋の明るさは重要です。
- 夕方~夜: 夜の雰囲気や、街灯の整備状況、周辺の騒音などを確認できます。
- 曜日
- 平日: 近隣住民の普段の生活音が確認しやすいかもしれません。
- 休日: 周辺の人の流れや、休日の騒音状況(公園が近い場合など)が分かります。
- 天候
- 晴れの日: 日当たりの良さを最大限に確認できます。
- 雨の日: 雨漏りの心配がないか、窓からの雨の吹き込み具合、湿気などを確認できるチャンスです。
日中の明るい時間帯に一度は内見し、日当たりや周辺環境などを確認することが重要です。
まとめ

ここまで、同棲の物件選びにおける注意点やコツを詳しく解説してきました。
物件選びは、時間も労力もかかりますが、二人で力を合わせればきっと乗り越えられます。
大切なのは、お互いの意見を尊重し、よく話し合い、二人にとって何が一番大切なのかを見極めることです。
まずは、二人でしっかり話し合いをし、条件をすり合わせることから始めましょう!