同棲費用はいくら?初期費用と月々の生活費の平均相場解説

「パートナーとの同棲、楽しみだけどお金はどれくらいかかるんだろう?」
新生活への期待とともに、同棲費用に関する不安はつきものですよね。この記事では、そんな悩みを解消するために、同棲に必要な初期費用(敷金礼金、引越し代、家具家電など)と、月々の生活費(家賃、食費、光熱費など)の具体的な内訳と平均相場を分かりやすく解説します。

目次

同棲にかかる初期費用はいくら?内訳と平均相場を解説

同棲をスタートするには、まとまったお金が必要です。これが「初期費用」。具体的に何にいくらくらいかかるのか、その内訳と平均相場を見ていきましょう。

同棲スタートに必要な初期費用の全体像

同棲の初期費用は、大きく分けて以下の3つに分類できます。

  1. 賃貸契約にかかる費用
    • 新居を借りるための費用。家賃や物件によって大きく変動します。
  2. 引越し費用
    • 現在の住まいから新居へ荷物を運ぶための費用。
  3. 家具・家電の購入費用
    • 二人の新生活に必要なものを揃えるための費用。

よく「初期費用は家賃の〇ヶ月分」と言われますが、これは主に①の賃貸契約費用を指すことが多いです。一般的には家賃の4~6ヶ月分が目安とされていますが、これに加えて②と③の費用も必要になることを覚えておきましょう。

①【最重要】賃貸契約にかかる初期費用

初期費用の中で最も大きな割合を占めるのが、賃貸物件を契約する際にかかる費用です。主な項目とその相場を見ていきましょう。

  • 敷金:相場は家賃0~2ヶ月分
    • 敷金は、家賃滞納や退去時の原状回復費用(故意・過失による損傷の修繕費など)に備えて、大家さんや管理会社に預けておくお金です。基本的には退去時に、必要な費用を差し引いて返還されます。最近は敷金ゼロの物件も増えています。
  • 礼金:相場は家賃0~2ヶ月分
    • 礼金は、文字通り大家さんへのお礼として支払うお金で、敷金とは異なり返還されません。これも物件によって設定が異なり、礼金ゼロの物件も多くあります。
  • 仲介手数料:相場は家賃0~1ヶ月分 + 消費税
    • 物件を紹介してくれた不動産会社へ支払う手数料です。法律で上限が「家賃の1ヶ月分+消費税」と定められており、多くの場合この上限額が請求されますが、交渉や不動産会社によっては半額や無料になるケースもあります。
  • 前家賃・日割り家賃:家賃1ヶ月分 + 入居日数分
    • 賃貸契約では、入居する月の家賃(月の途中で入居する場合は日割り家賃)と、翌月分の家賃を契約時に前払いするのが一般的です。例えば5月15日に入居する場合、5月分の日割り家賃(16日分)と6月分の家賃を支払います。
  • 火災保険料:相場は1.5万~2万円程度(2年契約)
    • 火災や水漏れなどの損害に備える保険で、賃貸契約では加入が必須とされることがほとんどです。通常は2年契約で、保険内容によって金額が変わります。
  • 鍵交換費用:相場は1.5万~2.5万円程度
    • 前の入居者が使っていた鍵から新しい鍵に交換するための費用です。防犯上、交換することが推奨されており、入居者負担となるのが一般的です。鍵の種類によって費用は異なります。
  • 初回保証料:相場は家賃の0.5~1ヶ月分または固定額
    • 連帯保証人を立てる代わりに、家賃保証会社を利用する場合にかかる費用です。近年は保証会社の利用を必須とする物件が増えています。契約時に初回保証料、その後は1年ごとなどに更新料がかかるのが一般的です。

これらの項目を合計すると、家賃の4~6ヶ月分になることが多いのです。家賃8万円の物件なら、32万円~48万円程度が賃貸契約の初期費用目安となります。

②引越し費用

新居が決まったら、次は引越しです。費用は荷物の量、移動距離、時期、依頼する業者によって大きく変動します。

  • 引越し業者に依頼する場合の相場
    • 通常期(5月~1月頃): 荷物が少ない単身者同士なら、それぞれ3~5万円程度、合計6~10万円程度が目安。荷物が多い場合や距離が長い場合はさらに高くなります。
    • 繁忙期(2月~4月頃): 引越し需要が高まるため、料金が通常期の1.5~2倍になることも。可能であればこの時期を避けるのが賢明です。
  • 相見積もりの重要性
    • 引越し費用は業者によって差が出やすいため、必ず複数の業者から見積もりを取り(相見積もり)、比較検討しましょう。オンラインの一括見積もりサービスなどを活用すると便利です。
  • 自力で引っ越す場合の費用項目と目安
    • レンタカー代(数千円~1万円程度)、ガソリン代、梱包材費用、手伝ってくれた友人へのお礼などで、数千円~3万円程度に抑えられる可能性があります。ただし、時間と労力がかかる、家具家電の破損リスクがあるなどのデメリットも考慮しましょう。

③家具・家電の購入費用

二人での新生活を始めるにあたり、必要な家具や家電を揃える費用もかかります。どちらか、あるいは両方が一人暮らしをしていた場合は、持ち寄るものと新しく購入するものを相談しましょう。

  • 二人暮らしに必要な家具・家電リスト(例)
    • 必須: 冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、寝具(ベッド・布団)、カーテン、照明器具
    • あると便利: テレビ、ソファ、ダイニングテーブルセット、掃除機、エアコン(備え付けでない場合)、調理器具、食器類など
  • 購入費用の相場
    • すべて新品で揃える場合: 最低限必要なものだけでも20万~40万円程度、こだわり始めるとそれ以上かかることもあります。
    • 中古や持ち寄りの場合: リサイクルショップやフリマアプリを活用したり、一人暮らしで使っていたものを持ち寄ったりすれば、費用を数万円~15万円程度に抑えることも可能です。
  • 持ち寄り家具・家電の注意点
    • サイズ: 新居の間取りに合うか事前に確認しましょう。特に冷蔵庫や洗濯機、ベッドなどは要注意です。
    • 使用年数: 古すぎる家電は電気代がかさんだり、故障のリスクがあったりします。買い替えも視野に入れましょう。
    • 重複: 同じものを持ち寄っても仕方ないので、どちらの物を使うか、不要な方をどう処分するか話し合いが必要です。

【結論】同棲の初期費用の平均相場は約50万~100万円!

上記の①賃貸契約費用、②引越し費用、③家具・家電購入費用を合計すると、同棲にかかる初期費用の総額は、一般的に50万円~100万円程度が目安となります。

ただし、これはあくまで目安です。家賃の高い都市部か地方か、新築か中古か、家具家電をどこまで新品で揃えるかなど、選ぶ物件やライフスタイルによって費用は大きく変動します 特に家具家電費用は、持ち寄るものが多ければ大幅に抑えることが可能です。自分たちの状況に合わせて、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。

【月々いくら?】同棲生活の費用(生活費)の内訳と平均相場

初期費用を乗り越えて同棲生活がスタートしたら、次に気になるのが毎月の生活費ですよね。二人で暮らすと、一人暮らしの時と比べてどう変わるのでしょうか? ここでは、同棲生活にかかる月々の費用の内訳と平均相場を見ていきましょう。

同棲カップルのリアルな生活費は?(総務省家計調査などを参考に)

総務省統計局が実施している「家計調査」は、日本の世帯が何にどれくらいお金を使っているかを示す貴重なデータです。この調査によると、2024年の二人以上の勤労者世帯における1ヶ月の消費支出の平均は約30万円でした
参考:統計局_家計調査(家計収支編) 調査結果

同棲カップルの場合、年齢や収入、ライフスタイルによって支出は大きく異なりますが、このデータを参考に、主な費目の内訳と目安を見ていきましょう。

①家賃(大きな固定費)

生活費の中で最も大きな割合を占めるのが家賃です。これは住む地域や物件の広さ、築年数、駅からの距離などによって大きく変わります。

  • 地域別・間取り別の平均家賃相場(目安)
    • 東京都区部: 1LDK/2DKで12万円~18万円程度
    • 地方都市(政令指定都市など): 1LDK/2DKで6万円~10万円程度
    • その他の地方: 1LDK/2DKで4万円~7万円程度
      ※上記はあくまで目安です。SUUMOやHOME’Sなどのポータルサイトで希望エリアの相場を調べてみましょう。
  • 収入に占める家賃の理想的な割合
    • 一般的に、家賃は手取り収入の30%以内に抑えるのが理想とされています。例えば、二人の手取り収入の合計が40万円なら、家賃は12万円以内が目安となります。無理のない家賃設定が、安定した同棲生活の鍵です。

②食費(工夫次第で変動)

家賃の次に大きな支出となることが多いのが食費です。自炊中心か、外食が多いかによって費用は大きく変動します。

  • 自炊中心 vs 外食多めの費用比較
    • 当然ながら、自炊中心の方が食費は抑えられます。外食や中食(お弁当、惣菜など)が多いと、費用はかさみがちです。
  • 二人暮らしの平均食費データ
    • 総務省の家計調査(2024年)によると、二人以上世帯の食料費の平均は約8.5万円です。同棲カップルの場合、6万円~9万円程度を食費の目安としているケースが多いようです。

③水道光熱費(季節変動あり)

電気・ガス・水道料金は、季節によって変動が大きい費目です。特に夏場や冬場はエアコンの使用で電気代が高くなる傾向があります。

  • 電気代・ガス代・水道代の平均額(二人暮らし目安)
    • 電気代:約8,000円~15,000円
    • ガス代:約4,000円~8,000円(プロパンガスは都市ガスより高くなる傾向)
    • 水道代:約4,000円~6,000円(2ヶ月に1回の請求が一般的)
    • 合計:約16,000円~29,000円
  • 季節による変動幅と対策
    • 夏冬は高めに、春秋は安めに見積もっておくと良いでしょう。こまめな節電・節水を心がけることが大切です。
  • 電力・ガス自由化による見直しのススメ
    • 2016年以降、電力・ガスの会社を自由に選べるようになりました。自分たちのライフスタイルに合ったプランに変更することで、料金を節約できる可能性があります。

④通信費(見直ししやすい固定費)

スマホ代やインターネット回線費も、毎月必ずかかる費用です。

  • スマホ代(2人分)の平均
    • キャリアやプラン、データ使用量によって大きく異なりますが、格安SIMなどを活用すれば、2人分で6,000円~15,000円程度に抑えることも可能です。大手キャリアの場合はこれより高くなります。
  • インターネット回線費用の平均
    • 光回線の場合、マンションタイプで4,000円~5,500円、戸建てタイプで5,000円~7,000円程度が相場です。スマホとのセット割などを利用するとお得になる場合があります。
    • 合計:約10,000円~22,000円

⑤日用品・消耗品費

ティッシュペーパー、トイレットペーパー、洗剤、シャンプー、ゴミ袋など、生活に必要なこまごまとした消耗品の費用です。目安としては月々5,000円~1万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

⑥その他費用(娯楽・交際・交通費など)

上記以外にも、以下のような費用がかかります。これらはカップルのライフスタイルによって金額が大きく変わる部分です。

  • 娯楽費
    • デート代、映画、趣味など
  • 交際費
    • 友人との食事、プレゼント代など
  • 交通費
    • 通勤・通学定期代、ガソリン代、駐車場代など
  • 被服費・美容費
  • 医療費
  • 保険料(生命保険など)
  • 貯蓄

これらの費用を合わせて月々数万円~十数万円程度を見込んでおく必要があります。

【結論】同棲の月々の生活費平均相場は約20万~35万円(家賃込み)

上記の項目を合計すると、家賃込みの同棲生活にかかる月々の費用は、おおよそ20万円~35万円程度が平均的な相場と言えそうです。

もちろん、家賃やライフスタイルによってこの金額は大きく変動します。特に家賃と食費、その他の娯楽費などは、意識次第でコントロールしやすい部分です。自分たちの収入と照らし合わせ、無理のない予算を立てることが大切です。

【状況別】リアルな同棲費用のシミュレーション

平均相場は分かったけれど、「じゃあ、私たちの場合、具体的にいくらくらいかかるの?」と思いますよね。ここでは、いくつかの状況を想定して、同棲費用をシミュレーションしてみましょう。

※以下のシミュレーションはあくまで一例です。ご自身の状況に合わせて計算してみてください。

シミュレーションの前提条件

  • 家賃や物価は地域によって大きく異なるため、参考程度にご覧ください。
  • 初期費用の家具・家電代は、購入するもののグレードや中古品の利用有無で大きく変わります。
  • 生活費の「その他費用」は、交際費・娯楽費・被服費・医療費・保険料・貯蓄などを想定しています。

ケース①:しっかり者の社会人カップル(東京23区・家賃12万円・手取り合計50万円)

  • 状況
    • 社会人3年目同士。お互い一人暮らしからの同棲。ある程度の貯金あり。
  • 初期費用シミュレーション(目安:約70万円)
    • 賃貸契約費用(家賃12万円×5ヶ月分想定):60万円
    • 引越し費用(一人暮らし×2人分):8万円
    • 家具・家電購入費用(大型家電は持ち寄り、不足分購入):2万円
  • 月々の生活費シミュレーション(目安:約30万円)
    • 家賃:12万円
    • 食費:8万円
    • 水道光熱費:2万円
    • 通信費:1万円
    • 日用品費:1万円
    • その他費用(貯蓄含む):6万円

ケース②:これから頑張る!実家暮らし同士カップル(地方都市・家賃7万円・手取り合計35万円)

  • 状況
    • お互い実家暮らしから初めての二人暮らし。
  • 初期費用シミュレーション(目安:約81万円)
    • 賃貸契約費用(家賃7万円×5ヶ月分想定):35万円
    • 引越し費用(実家から少量×2人分):6万円
    • 家具・家電購入費用(ほぼ全て新規購入):40万円
  • 月々の生活費シミュレーション(目安:約22万円)
    • 家賃:7万円
    • 食費:6万円
    • 水道光熱費:1.8万円
    • 通信費:1.2万円
    • 日用品費:0.8万円
    • その他費用(貯蓄含む):5.2万円

ケース③:賢くやりくり!一人暮らし&実家暮らしカップル(郊外都市・家賃8万円・手取り合計40万円)

  • 状況
    • 片方が一人暮らし(家具家電持ち寄り)、片方が実家暮らし。
  • 初期費用シミュレーション(目安:約56万円)
    • 賃貸契約費用(家賃8万円×5ヶ月分想定):40万円
    • 引越し費用(一人暮らし分+実家少量分):7万円
    • 家具・家電購入費用(一人暮らしのものを活用、不足分購入):9万円
  • 月々の生活費シミュレーション(目安:約25万円)
    • 家賃:8万円
    • 食費:7万円
    • 水道光熱費:1.9万円
    • 通信費:1.3万円
    • 日用品費:0.9万円
    • その他費用(貯蓄含む):5.9万円

自分たちのケースで計算してみよう

上記のシミュレーションはあくまで一例です。自分たちの場合はどうなるか、以下の手順で計算してみましょう。

  1. 住みたいエリアの家賃相場を調べる
    • 不動産情報サイト(SUUMO、HOME’Sなど)を活用しましょう。
  2. 初期費用の概算を出す
    • 家賃が決まれば、賃貸契約費用(家賃×4~6ヶ月分)の目安が出ます。引越し費用や、購入が必要な家具・家電費用もリストアップして概算します。
  3. 月々の生活費を予測する
    • 家賃、食費(自炊中心かなど)、水道光熱費、通信費、その他(現在の支出を参考に)をリストアップし、合計額を出します。

後悔しない!同棲費用の準備と大切な話し合い

同棲生活をスムーズに始め、円満な関係を続けるためには、お金に関する準備と二人の間でのしっかりとした話し合いが不可欠です。最後に、後悔しないためのポイントを確認しましょう。

同棲費用はいつまでに、いくら貯めるべき?

  • 目標設定の考え方
    • まずは、H2-3でシミュレーションしたような方法で、自分たちに必要な初期費用の概算を出しましょう。それに加えて、生活費の2~3ヶ月分を予備費として用意しておくと、急な出費や収入減があっても安心です。 目標額 = 初期費用概算 + 生活費(家賃込み)×2~3ヶ月分
  • 貯金期間の目安
    • 目標額が決まったら、現在の貯金額と、毎月いくら貯金できるかを考え、いつまでに目標額を達成するか計画を立てましょう。無理のない範囲で、二人で協力して貯金を進めることが大切です。例えば、「毎月〇万円ずつ貯金して、〇ヶ月後(〇月頃)に同棲を始めよう」といった具体的な目標を設定すると、モチベーションも維持しやすくなります。

お金で揉めない!費用の分担方法を決めよう

同棲生活で最も揉めやすいのがお金の問題です。生活費などをどう分担するか、事前にしっかり話し合ってルールを決めておくことが、トラブル回避の鍵となります。

  • 主な分担方法:
    • 完全折半: すべての費用を単純に二人で半分ずつ負担する方法。公平で分かりやすいですが、収入差があると負担感が偏る可能性があります。
    • 収入比で分担: 二人の収入の比率に応じて負担額を決める方法。収入差があるカップルにとっては公平感がありますが、計算が少し複雑になります。
    • 固定額負担: 毎月お互いが決まった金額(例:彼10万円、彼女8万円)を出し合い、その中で生活費をまかなう方法。収入差を考慮しやすく、管理も比較的楽です。
    • 項目別負担: 家賃は彼、食費・光熱費は彼女、のように費目ごとに担当を決める方法。分かりやすいですが、担当する費目の金額が変動すると不公平感が出ることも。
    • 片方が全額負担: どちらか一方がすべての費用を負担する方法。収入に大きな差がある場合などに取られますが、負担する側のプレッシャーが大きくなる、負担しない側が引け目を感じるなどの可能性も。
  • 各方法のメリット・デメリット: 上記のように、どの方法にも一長一短があります。自分たちの収入状況、価値観、性格などを考慮して、二人にとって最も納得できる方法を選びましょう。
  • 話し合いのポイント:
    • お互いの収入や貯金額をオープンにする(抵抗がある場合は、大まかな金額でもOK)。
    • それぞれの金銭感覚(何にお金をかけたいか、節約したいか)を共有する。
    • どの分担方法が良いか、それぞれの意見を正直に話し合う。
    • 一度決めたルールも、状況の変化(収入の変動、出産など)に応じて見直せるようにしておく。

共有口座や共通財布は作るべき?

生活費を管理する方法として、共有口座や共通財布を作るカップルも多いです。

  • メリット
    • 二人のお金(生活費)と個人のお金(お小遣い)を明確に分けられるため、家計管理がしやすくなります。お金の流れが透明化され、お互いが納得感を得やすいです。
  • 運用のコツ
    • 毎月決まった日に、決まった額を共有口座に入金するルールを作る。
    • 共有口座から引き落とされる費目(家賃、光熱費など)と、共通財布から支払う費目(食費、日用品など)を決めておく。
    • 定期的に収支を確認し、必要であれば予算やルールを見直す。

事前に決めておきたい「お金のルール」

費用の分担方法以外にも、お金に関する細かなルールを事前に決めておくと、日々の小さなストレスや将来的なトラブルを防ぐことができます。

  • 貯金目標
    • 毎月いくら貯金するか、何のために貯金するか(結婚資金、旅行、将来のためなど)を共有する。
  • 大きな買い物の相談
    • 一定金額以上の買い物(家具、家電、旅行など)をする場合は、必ず事前に相談するルールを決める。
  • 娯楽費・お小遣い
    • どこまでを共有の費用とし、どこからを個人のお小遣いとするか線引きする。お互いのお小遣いの金額や使い方に干渉しすぎないことも大切。
  • お金に関する報告・連絡・相談
    • お金のことで困ったことや、ルール変更の希望などがあれば、溜め込まずに早めに話し合える関係性を築く。

まとめ

同棲生活を始めるには、初期費用として約50万~100万円月々の生活費として約20万~35万円(家賃込み) が平均的な相場となります。ただし、これはあくまで目安であり、住む場所やライフスタイル、節約の工夫次第で大きく変わります。

大切なのは、これらの平均相場を参考にしつつ、自分たちの状況に合わせた具体的な費用をシミュレーションし、無理のない資金計画を立てることです。そして、お金に関することは、同棲を始める前にパートナーとしっかりとオープンに話し合い、二人で納得できるルールを決めること これが、円満で幸せな同棲生活を送るための最も重要な鍵となります。

この記事が、あなたの同棲準備への不安を少しでも解消し、希望に満ちた新生活への第一歩を踏み出すためのお役に立てれば幸いです。

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