「いよいよ始まる一人暮らし!どんな部屋にしようかな…」と心躍らせる一方で、「でも、必要なものが多すぎて、何から揃えればいいか全然わからない…」と、途方に暮れていませんか?
インターネットで検索すれば、膨大な「必要なものリスト」が出てきますが、情報が多すぎて逆に混乱してしまいますよね。
この記事では、「これさえあれば、とりあえず生活できる」という最低限の持ち物リストを厳選。さらに、無駄な出費を減らす準備のコツも、あわせてご紹介します!
一人暮らしに本当に必要なものはこれだけ!最重要アイテムリスト

ここでは「これがないと生活が始まらない」レベルの必需品と、意外と後回しでOKなものを区別しました。
引っ越し当日から絶対にないと困る!新生活スタートダッシュアイテム7選
荷解きの途中でも、これだけは最初にダンボールから出せるように準備しておくのが吉。これさえあれば、引っ越し初日の夜を無事に越せます。
アイテム | なぜ絶対に必要か |
① 寝具 | 引っ越し作業で疲れた体を休めるために必須。布団でもベッドでもOKですが、とにかく「眠る場所」を確保しましょう。 |
② カーテン | 外からの視線を遮り、プライバシーを守るために最優先で取り付けたいアイテム。防犯上も必須です。夜、部屋の電気が点いた室内は外から丸見えになってしまいます。 |
③ 照明器具 | 部屋に備え付けられていない場合、夜は真っ暗に。内見時にシーリングライトの有無と、ソケットの形状を必ず確認しておきましょう。 |
④ トイレットペーパー・ティッシュペーパー | 生理現象は待ってくれません。トイレットペーパーは最低1ロール、すぐに使える状態でトイレに。ティッシュも何かと役立ちます。 |
⑤ スマートフォン充電器・延長コード | 情報収集、連絡、暇つぶし…スマホはライフラインそのもの。コンセントの位置が思った場所にあるとは限らないため、延長コードが1本あると非常に便利です。 |
⑥ タオル類 | 初日のお風呂やシャワー、手を洗うためにも必須。最低でもバスタオルとフェイスタオルを1枚ずつは用意しましょう。 |
⑦ 翌日の着替えと簡単な洗面用具 | 疲れて荷解きが途中で終わっても、これさえあれば翌朝困りません。歯ブラシ、歯磨き粉、最低限のスキンケア用品は手持ちのバッグに入れておくと安心です。 |
1週間以内に揃えたい生活必需品リスト
新生活を本格的に軌道に乗せるため、最初の1週間で揃えたいアイテムです。これらが揃えば、ひとまず「暮らしている」と実感できるはず。
- 冷蔵庫・電子レンジ
- 自炊をしない人でも、飲み物を冷やしたり、コンビニのお弁当を温めたりするのに必須です。まずは最低限のサイズで十分。
- 洗濯機・洗濯用品
- 近くにコインランドリーがあれば少し猶予はありますが、毎回通うのは大変。洗濯洗剤や物干しハンガーも忘れずに。
- 最低限の調理器具
- まずは20cm程度のフライパン、包丁、まな板があればOK。お湯を沸かしたり、簡単な炒め物を作ったりできます。
- 最低限の食器類
- 平皿、お茶碗、コップ、箸・スプーン・フォークを各1〜2セット。最初は100円ショップのものでも十分です。
- バス用品
- シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔料など。普段使っているものを小さいサイズで用意しましょう。
- 簡単な掃除道具
- フローリングワイパーとシート、粘着クリーナー(コロコロ)、ゴミ袋があれば、日々の簡単な掃除はこなせます。
実は不要・後回しでOKなものリストとその理由
「え、これ要らないの?」と思うかもしれませんが、これらをすぐに買わないだけで、初期費用を大幅に節約できます。生活してみて、本当に必要だと感じてから購入を検討するのが賢い選択です。
- テレビ
- 理由
- 今やPCやスマートフォン、タブレットで動画配信サービスを見るのが主流。NHKの受信料もかかります。本当にテレビでなければ見たい番組があるか、一度考えてみましょう。
- 理由
- 炊飯器
- 理由
- 電子レンジでご飯が炊ける調理器具が1,000円以下で手に入ります。また、パックご飯も非常にクオリティが高いので、週に数回しかご飯を炊かないなら十分代用可能です。
- 理由
- 掃除機
- 理由
- ワンルームや1Kなら、フローリングワイパーと粘着クリーナーでほとんどの掃除はカバーできます。音が気になる、収納場所を取るといったデメリットも。
- 理由
- ソファや立派なテーブル
- 理由
- 大きな家具は一度置くと動かすのが大変で、部屋のレイアウトを縛ります。まずはラグやビーズクッション、折りたたみのローテーブルで生活してみて、自分のくつろぎ方や食事のスタイルが固まってから最適なものを選びましょう。
- 理由
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【カテゴリー別】一人暮らしに必要なもの最低限チェックリスト
ここでは、購入する際に失敗しないための「選び方のコツ」を交えながら、カテゴリー別の最低限リストをご紹介します。このリストを参考に、自分だけの買い物リストを作ってみてください。
【家具・家電】部屋のサイズとライフスタイルに合わせて選ぶ
大きな買い物だからこそ、失敗は避けたいもの。ポイントは「今の自分に最適なサイズ」を見極めることです。
- ベッド・寝具の選び方
- ベッド: 部屋が狭いなら、下に収納スペースがある「収納付きベッド」がおすすめ。サイズはシングルかセミダブルが一般的です。
- マットレス: 寝心地を左右する最重要アイテム。可能であれば家具店で実際に寝てみて、硬さなどを確かめましょう。
- 冷蔵庫・洗濯機の選び方
- 冷蔵庫: 自炊派なら130L~150L、外食中心なら100L前後が目安。設置場所の横幅・奥行き・高さを正確に測ることが何よりも重要です。
- 洗濯機: 一人暮らしなら容量5~6kgが標準。ドラム式は高価ですが、乾燥機能が充実しており、干す手間を省きたい人におすすめです。
- 電子レンジの選び方
- お弁当や冷凍食品を「温めるだけ」なら、安価な「単機能レンジ」で十分。
- お菓子作りやグラタンなど、料理の幅を広げたいなら「オーブンレンジ」を選びましょう。
【キッチン用品】自炊レベルに合わせた最小限の道具
最初は完璧なキッチンを目指す必要はありません。まずは「簡単な自炊ができる」状態を目標に揃えましょう。
- 調理器具
- フライパン・鍋: まずは直径20〜24cmの深めのフライパンが一つあれば、焼く・炒める・煮る・茹でるをこなせます。「鍋フライパンセット」は収納に便利ですが、最初は単品で十分。
- 包丁・まな板: 三徳包丁と呼ばれる標準的な包丁と、薄くて軽いプラスチック製のまな板が扱いやすいです。
- 食器類
- 平皿(中)、深めの皿(パスタやカレー用)、お椀、マグカップ、グラス、箸、スプーン、フォークを各1〜2つずつ。
- 軽くて割れにくい素材や、食洗機・電子レンジ対応のものを選ぶと後々楽になります。
- 最低限揃えたい基本の調味料
- 塩、こしょう、砂糖、醤油、みりん、料理酒、サラダ油、めんつゆ。このあたりがあれば、基本的な味付けはほぼカバーできます。最初は小さいサイズで買いましょう。
【バス・トイレ・洗面所用品】清潔感を保つための必需品
毎日使う場所だからこそ、清潔で快適に。消耗品はストック管理も重要です。
- タオルの選び方
- バスタオル2枚、フェイスタオル3〜4枚あれば、洗濯しながら十分に回せます。吸水性の良いものを選びましょう。
- ユニットバスの場合に必須なもの
- シャワーカーテンはカビの発生を防ぐためにも必須。防水・防カビ加工のものを選びましょう。
【掃除・洗濯用品】こまめな掃除を楽にするアイテム
「ためない」ことが、掃除を楽にする一番のコツ。それをサポートするアイテムを厳選。
- 物干しグッズ
- ベランダに干せるなら物干し竿と洗濯バサミ。室内干しがメインなら、折りたたみ式の物干しスタンドや、窓枠に設置できる物干しが便利です。角ハンガー(ピンチハンガー)も必須。
- 揃えるべき洗剤・掃除道具
- 洗濯洗剤、柔軟剤。
- 掃除用は、トイレ用洗剤、お風呂用洗剤、食器用洗剤とスポンジ。
- 家中の拭き掃除に使える「アルカリ電解水」や「セスキ炭酸ソーダ」のスプレーが1本あると、洗剤を何種類も持たなくて済みます。
費用を抑える!一人暮らしの準備を賢く進める3つのコツ

ここからは、初期費用を賢く抑え、スムーズに準備を進めるための具体的なノウハウをご紹介します。
コツ①《買う前に》採寸と搬入経路の確認を制する者は買い物を制す
「せっかく買った冷蔵庫が、玄関を通らない…」こんな悲劇を防ぐために、採寸は準備の最重要項目です。
- 失敗しないための採寸ポイント
- 設置場所: 冷蔵庫や洗濯機を置くスペースの「幅・奥行き・高さ」を1mm単位で測ります。放熱スペースも考慮しましょう。
- 収納: クローゼットや棚のサイズを測り、手持ちの収納ケースが入るか確認します。
- コンセント位置: 家電の配置を決める上で非常に重要。位置と数をメモしておきましょう。
- 見落としがちな搬入経路の測り方
- 玄関ドア、廊下、室内のドア、エレベーターのドアなど、家具が通るすべての場所の「幅」と「高さ」を測ります。特に廊下の曲がり角は要注意。
- 内見時にやるべきことチェックリスト
- 各部屋の床から天井までの高さ、壁の横幅を測る
- 冷蔵庫・洗濯機置き場のサイズを測る
- クローゼットなど収納のサイズを測る
- 窓のサイズを測る(カーテン購入に必要)
- コンセント、テレビアンテナ端子、エアコンの位置と数を写真に撮る
- 玄関や廊下など搬入経路の幅を測る
- 照明器具が備え付けか、ソケットの形状は何か確認する
コツ②《安く買う》100均・ニトリ・無印・ネット通販の上手な使い分け術
全てを一つの店で揃える必要はありません。アイテムの特性に合わせて購入先を使い分けるのが節約のキモです。
- 【100円ショップで買うべき】アイテム
- おすすめ: 食器類、キッチンツール(おたま、菜箸など)、掃除用品(スポンジ、ゴミ袋)、洗濯ネット、突っ張り棒、S字フックなど。
- ポイント: まずは100均で試してみて、こだわりたくなったら良いものに買い替える、というスタンスがおすすめです。
- 【ニトリ・無印良品で買うべき】アイテム
- おすすめ: 寝具、カーテン、収納用品(カラーボックス、衣装ケース)、シンプルなデザインの家具。
- ポイント: 長く使うもの、肌に触れるもの、部屋の印象を決めるものは、品質とデザインのバランスが良いこれらの店が安心です。
- 【ネット通販・フリマアプリで探すとお得な】アイテム
- おすすめ: 型落ちの家電、本棚などの簡単な家具、特定のデザインのインテリア雑貨。
- ポイント: 家電は1〜2年前のモデルでも性能は十分なことが多いです。フリマアプリは送料が高くなる場合があるので、トータル金額で判断しましょう。
コツ③《段取り》時系列でわかる!一人暮らしの準備スケジュール
準備を効率的に進めるには、やるべきことを時系列で整理するのが一番。このスケジュールを参考に、自分のTODOリストを作ってみましょう。
- 引っ越し1ヶ月〜2週間前
- 物件の契約、ライフライン(電気・ガス・水道)の申し込み
- インターネット回線の申し込み(工事が必要な場合、時間がかかるので最優先で!)
- 大型家具・家電の選定と注文(配送日を引っ越し日に合わせる)
- 現在の住まいの不用品処分を始める
- 引っ越し1週間前〜
- 日用品・消耗品の購入
- 荷造りを本格的にスタート(普段使わないものから詰める)
- 役所での転出届の提出(引っ越し14日前から可能)
- 引っ越し前日・当日
- 冷蔵庫の中身を空にし、電源を抜いて水抜き
- すぐに使うものを一つの箱にまとめる(「当日使う」と大きく書く)
- 旧居の掃除、ゴミ出し
- 引っ越し業者への挨拶と指示、料金の支払い
- 新居でのライフライン(特にガス)の開栓立ち会い
まとめ

ここまで、一人暮らしに必要な最低限の持ち物リストと、賢く準備を進めるためのコツをご紹介してきました。
大切なのは、「完璧な状態でスタートしようとしないこと」です。
まずはこの記事のリストを参考に、本当に必要なものだけで身軽に始めてみてください。そして、実際に生活する中で「自分にはこれが必要だな」「こういうものがあればもっと快適かも」と感じたものを、一つひとつ吟味しながら買い足していく。
そのプロセスこそが、誰かの真似ではない、「あなただけの快適な暮らし」を育てていく一番の近道であり、一人暮らしの醍醐味です。
新しく始まる毎日が、あなたにとって素晴らしいものになるよう、心から応援しています!