男の一人暮らし必見!センスがいいと思われる部屋作りのコツ5選

「男の一人暮らし、友だちや彼女を部屋に呼びたいけど、いまいち自信が持てない…」そんな悩みを抱えていませんか?「自分にはセンスがないから」と諦めるのはまだ早いです。

この記事では、インテリア初心者でもすぐに実践できる「センスがいい部屋」の作り方を、具体的なコツ5選として徹底解説。

目次

男の一人暮らしでやりがちなNG部屋と改善の基本

「おしゃれな部屋にしたい」と思っているのに、なぜか自分の部屋は垢抜けない。
その原因は、多くの男性が無意識にやってしまっている共通の”失敗”にあります。
まずは、自分の部屋が当てはまっていないかチェックしてみましょう。
これらのNG例を理解することが、センスのいい部屋への第一歩です。

「とりあえず」で揃えた統一感のない家具

実家から持ってきた木目の学習机、間に合わせで買ったシルバーのメタルラック、友人からもらったカラフルな座椅子…。一つひとつは使えるモノでも、色や素材、デザインのテイストがバラバラだと、部屋全体がごちゃごちゃした印象になってしまいます。

特に、家具の色が3色、4色と増えていくと、視覚的な情報量が多くなり、落ち着きのない空間に見えがちです。「とりあえずこれでいいか」と選んだアイテムの積み重ねが、センスを遠ざける最大の原因なのです。

全てが床置き…生活感丸出しの部屋

脱ぎっぱなしの服、読みかけの雑誌、コンビニで買ってきたペットボトル。これらのモノが床に直接置かれていると、一気に生活感が出てだらしない印象を与えてしまいます。

床が見えている面積が広いほど、部屋はスッキリと広く感じられます。逆に、床にモノが散乱していると、部屋が狭く見えるだけでなく、衛生的にも問題です。「定位置を決めて収納する」という基本的なルールが守られていないことが、部屋を雑然とさせる原因です。

センスがいい部屋の三大原則は「統一感」「余白」「陰影」

では、これらのNG部屋から脱却し、「センスがいい」部屋を作るにはどうすればいいのでしょうか。答えは、以下の三大原則を意識することです。

  1. 統一感
    • 部屋全体の「テーマ」や「色」を揃えること。バラバラな印象をなくし、まとまりのある空間を作ります。
  2. 余白
    • 床や壁に、何も置かれていないスペースを意図的に作ること。抜け感が生まれ、部屋を広くスッキリ見せます。
  3. 陰影
    • 照明を工夫し、部屋の中に明るい場所と暗い場所を作ること。空間に立体感と奥行きが生まれ、ムーディーな雰囲気を演出します。

これからの解説は、すべてこの三大原則に基づいています。この3つのキーワードさえ覚えておけば、あなたの部屋作りはもう失敗しません。

男の一人暮らしを格上げする部屋作りの基本テクニック5選

ここからは、センスのいい部屋を作るための具体的なテクニックを5つご紹介します。どれも明日から実践できる基本的なことばかり。まずはこの5つをマスターして、部屋の土台を整えましょう。

①部屋の印象は7割決まる「カラーコーディネート術」

部屋の印象を最も簡単に、そして劇的に変えるのが「色」の力です。センスに自信がない人ほど、多くの色を使いがち。まずは「部屋に使う色は3色以内」というルールを徹底しましょう。

色の配分は、以下の「70:25:5」の法則を意識するのがおすすめです。

  • ベースカラー(70%)
    • 壁、天井、床など、部屋の最も広い面積を占める色。通常は白、ベージュ、ライトグレーなどが基本です。
  • メインカラー(25%)
    • ソファ、ベッドカバー、カーテン、ラグなど、主役となる家具の色。ネイビー、チャコールグレー、ブラウン、カーキなどが男性の部屋にはおすすめです。
  • アクセントカラー(5%)
    • クッション、ポスター、小物など、部屋に彩りや個性を加える差し色。ブラック、観葉植物のグリーン、好きな色などを少量使うと、空間がグッと引き締まります。

まずは自分の部屋を見渡し、何色が使われているか確認してみましょう。そして、メインカラーを1色決め、それに合わない色のモノは隠すか、買い替えることを検討してみてください。それだけで「統一感」が生まれ、驚くほど部屋がまとまります。

②部屋を広く見せる「家具選びとレイアウト」

限られた空間を快適に見せるには、家具の選び方と配置(レイアウト)が重要です。ポイントは「視線の抜け」と「背の低い家具」です。

  • 背の低い家具で揃える
    • ソファ、ベッド、テレビボードなどを、できるだけ高さのないもので統一すると、天井までの空間が広がり、圧迫感がなくなります。部屋に入った時に視線が奥までスッと抜けるため、開放感が生まれます。
  • 生活動線を確保する
    • 部屋の入口からベランダまでの道、ベッドからデスクまでの道など、人がスムーズに移動できる「動線」を塞がないように家具を配置しましょう。幅60cm以上確保するのが理想です。
  • 家具は壁に寄せるのが基本
    • 家具を壁際に配置することで、部屋の中央に「余白」が生まれます。この余白が、部屋を広く感じさせる重要な要素です。

レイアウトを考える際は、スマートフォンのアプリなどで簡単な図面を描いてシミュレーションしてみるのがおすすめです。大きな家具を動かす前に、最適な配置を見つけましょう。

③一瞬で雰囲気を変える「照明(ライティング)術」

NG例でも挙げたように、天井のシーリングライト一つでは、センスのいい空間は作れません。部屋に「陰影」を生み出す「間接照明」を導入しましょう。

間接照明とは、光を壁や天井に当て、その反射光で周囲を照らす照明のこと。柔らかく温かみのある光が、部屋をリラックスできるムーディーな空間に変えてくれます。

おすすめの間接照明
  • フロアスタンドライト
    • ソファの横や部屋の角に置くだけで、空間に立体感が生まれます。
  • テーブルランプ
    • ベッドサイドやデスクの上に。手元を照らす実用性も兼ね備えます。
  • クリップライト
    • 棚やヘッドボードに挟んで、好きな場所を照らせます。

ポイントは、複数の照明を部屋の各所に点在させる「多灯分散」という考え方。夜は天井の照明を消し、これらの間接照明だけで過ごしてみてください。光の色は、温かみのある「電球色」を選ぶのが鉄則です。

④ごちゃつきを解消する「生活感を隠す収納術」

どれだけ色や家具を整えても、モノが散らかっていては台無しです。センスのいい部屋は、必ず整理整頓されています。ポイントは「見せる収納」と「隠す収納」の使い分けです。

  • 隠す収納
    • 日用品のストック、書類、バラバラの小物など、生活感が出るものは徹底的に隠しましょう。蓋付きの収納ボックスや、中身が見えない引き出しを活用します。無印良品やニトリのシンプルな収納用品は、どんな部屋にも馴染むのでおすすめです。特に、スマホの充電ケーブルやWi-Fiルーターなどの配線類は、専用のケーブルボックスにまとめるだけで劇的にスッキリします。
  • 見せる収納
    • お気に入りの本、デザインの良い雑貨、コレクションなど、”見せたい”モノだけを飾りましょう。ただし、飾りすぎは禁物。余白を意識し、厳選したアイテムだけを置くのがセンス良く見せるコツです。

まずは「床にモノを置かない」ことを徹底し、すべてのモノに「定位置」を作ってあげることから始めましょう。

⑤手軽に始める「観葉植物(グリーン)」の魔法

無機質になりがちな男の部屋に、生命感と彩りを加えてくれる最強のアイテムが「観葉植物」です。一つ置くだけで部屋が生き生きとし、リラックス効果も期待できます。

初心者におすすめなのは、比較的育てやすく、日陰にも強い種類です。

初心者向けの観葉植物
  • サンスベリア
    • 乾燥に強く、水やりの手間が少ない。
  • ポトス
    • 明るい場所から日陰まで、幅広い環境に適応できる。
  • モンステラ
    • 特徴的な葉の形がおしゃれで、インテリアの主役になる。

いきなり大きな鉢植えを買うのに抵抗があるなら、まずはデスクに置ける小さなものから始めてみましょう。また、フェイクグリーンで代用してもOKです。無機質な空間にグリーンが加わるだけで、驚くほど部屋の雰囲気が和らぎ、アクセントカラーとしての役割も果たしてくれます。

まとめ

今回は、男の一人暮らしで「センスがいい」と思われる部屋を作るための具体的なコツを5個ご紹介しました。最後に、重要なポイントを振り返ってみましょう。

  • 基本原則
    • 「統一感」「余白」「陰影」を意識する
    • 3色以内に絞り、「70:25:5」の法則を使う
  • 家具
    • 背の低いものを選び、壁に寄せて配置する
  • 照明
    • 間接照明を取り入れて、部屋に陰影を作る
  • 収納
    • 「見せる」と「隠す」を使い分け、生活感をなくす

「センス」とは、生まれつきの才能ではありません。今回ご紹介したような、誰でも実践できる「知識」と「少しの工夫」の積み重ねです。

この記事を読んで、「自分にもできそうかも」と思っていただけたら、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。まずはデスク周りの小物を一つ、お気に入りのものに変えてみる。それだけでも、気分が上がり、部屋への愛着が湧いてくるはずです。

あなたの部屋が、心からリラックスでき、大切な人を自信を持って招待できる、最高の空間になることを願っています。

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