一人暮らしの部屋探し、いよいよ内見!
理想の物件に出会えるか、ワクワクしますよね。
でも同時に、「どこをチェックすればいいの?」「何か見落として失敗したらどうしよう…」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
物件情報は写真や間取り図でも確認できますが、実際に住んだ後の快適さや満足度は、内見でどれだけしっかりチェックできたかに大きく左右されます。
そう、物件選びの成功は、内見が鍵と言っても過言ではないのです。
この記事では、一人暮らしの内見で確認すべきポイントを、初心者にも分かりやすく、具体的なチェックリスト形式で徹底解説します!
一人暮らしの内見前に押さえるべきポイント

「よし、内見に行くぞ!」と意気込む前に、少しだけ準備の時間を持ちましょう。万全の準備が、内見の質を格段に上げ、失敗を防ぐ第一歩となります。
なぜ重要?部屋選びで内見が欠かせない理由
そもそも、なぜ内見はこれほど重要なのでしょうか?インターネットで綺麗な写真や詳細な情報が見られる時代ですが、それでも内見が必須な理由は下記の2つです。
- 写真や図面だけでは分からない情報がある
- 広さの実感: 「6畳」と書かれていても、天井の高さや窓の大きさ、部屋の形で体感的な広さは全く異なります。家具を置いた時のイメージも、実際に空間を見ないと掴めません。
- 日当たり・風通し: 写真では分からない、時間帯による日当たりの変化や、窓を開けた時の風の通り具合は、現地でしか確認できません。
- 臭い: カビ臭、タバコ臭、排水溝の臭いなど、写真には写らない不快な臭いは、生活の質を大きく下げてしまいます。
- 音: 壁の薄さによる隣人の生活音、窓の遮音性、周辺道路の交通量や近隣施設の騒音など、音環境も実際に確認が必要です。
- 細かな傷や汚れ: 写真では綺麗に見えても、実際には壁紙の剥がれや床の傷、水回りの汚れなどが気になることもあります。
- 入居後の後悔を防ぐための最終確認
- 「思っていたのと違った…」という入居後の後悔は、多くの場合、内見での確認不足が原因です。家賃や初期費用だけでなく、引越しにも時間とお金がかかります。簡単に住み替えられないからこそ、内見で納得いくまで確認することが大切です。
内見予約のベストタイミングとスムーズな依頼方法
気になる物件を見つけたら、善は急げ!
特に人気のある物件は、すぐに申し込みが入ってしまうこともあります。
不動産会社に連絡して、早めに内見の予約を取りましょう。
- 気になる物件を見つけたらすぐに連絡:
- 「ちょっと検討してから…」と思っている間に、他の人に決まってしまう可能性も。まずは内見の予約だけでも入れておきましょう。
- 希望日時を複数伝える
- 自分の都合の良い日時をいくつかピックアップして伝えると、不動産会社も調整しやすくなります。土日や平日の夕方は混み合うことが多いので、早めの連絡が吉です。
- オンライン内見の可否も確認
- 遠方に住んでいるなど、現地に行くのが難しい場合は、オンライン内見に対応しているか確認してみましょう。ただし、オンラインだけでは確認できないこともあるため、可能であれば現地での内見をおすすめします。
【必須】内見当日の持ち物リスト!
内見当日に「あれを持ってくればよかった!」と後悔しないために、持ち物は事前にしっかり準備しておきましょう。
以下のリストを参考に、自分に必要なものを揃えてください。
【内見持ち物チェックリスト】
- メジャー
- 採寸は必須!5m以上あると、部屋全体の長さや大きな家具を置くスペースも測れて便利です。カーテンレールや洗濯機置き場、冷蔵庫スペースの採寸も忘れずに。
- スマートフォン
- 実際に写真をとったり、メモをとることができるので持っておけば非常に便利です。
聞き忘れ防止!不動産担当者への質問リスト作成のコツ
内見中は、物件のチェックに夢中になって、聞こうと思っていたことを忘れてしまいがち…
事前に質問したいことをリストアップしておき、内見時に担当者に確認しましょう。
【質問リストの例】
- 費用関連
- 家賃、管理費(共益費)の内訳
- 敷金、礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料など初期費用の総額と内訳
- 契約更新時の更新料
- 家賃発生日(入居可能日)
- 契約関連
- 契約期間、途中解約の条件
- 禁止事項(ペット、楽器演奏、喫煙、DIYなど)
- 特約事項の内容
- 連帯保証人の要否
- 物件・生活関連:
- インターネット回線の種類と利用状況(自分で契約が必要か)
- 駐輪場・駐車場の空き状況と料金
これらの質問をメモしておき、内見時や内見後に確認することで、聞き忘れを防ぎ、入居後のトラブルを回避できます。
当日の流れをマスター!一人暮らしの内見を成功させるポイント
さあ、いよいよ内見当日!
準備が整ったら、次は当日の流れと、内見をより有意義にするためのポイントを押さえましょう。
待ち合わせから内見終了までの基本的な流れ
一般的な内見の流れを知っておけば、当日も慌てずに行動できます。
- 物件へ移動: 車中で物件情報や周辺環境について質問するチャンスです。
- 物件に到着・内見開始: 担当者が鍵を開け、いよいよ室内へ。まずは全体を見渡し、その後チェックリストに沿って細部を確認していきます。
- 質疑応答・採寸: 気になる点を質問し、必要な箇所をメジャーで測ります。
- 次の物件へ移動 or 不動産会社へ戻る: 複数の物件を見る場合は、次の物件へ移動します。最後の物件を見終わったら、不動産会社へ戻ることが多いです。
- 内見後の確認・相談: 不動産会社に戻り、内見した物件の感想を伝えたり、不明点を確認したりします。気に入った物件があれば、申し込み手続きについて説明を受けます。
内見中は遠慮せず、自分のペースでじっくり確認しましょう。
ただし、他の居住者への配慮も忘れずに!
限られた時間で効率よく!内見の進め方と所要時間の目安
複数の物件を内見する場合、1つの物件にかけられる時間は限られています。効率よくチェックするためのポイントを押さえましょう。
- チェックリストを活用
- 事前に用意したチェックリストを見ながら、確認漏れがないように進めます。「玄関→水回り→居室→バルコニー」のように、見る順番を決めておくとスムーズです。
- 優先順位をつける
- 自分の部屋選びで絶対に譲れない条件(例:日当たり、収納の広さ、キッチンの使いやすさ)は、特に時間をかけてチェックしましょう。
- 所要時間の目安
- 1物件あたり30分~1時間程度が目安です。じっくり見たい場合は、事前に担当者に伝えておくと良いでしょう。移動時間も含め、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
後で比較検討するために!写真・動画の効果的な撮影方法
記憶は曖昧になりがちです。
後で複数の物件を冷静に比較検討するために、写真や動画での記録は非常に重要です。
- 部屋全体
- 各部屋の入口から対角線上に撮ると、広さや雰囲気が伝わりやすくなります。
- 気になる箇所
- 壁の傷や汚れ、設備の型番、収納内部、窓からの景色など、後で見返したい箇所はアップで撮影しましょう。
- 採寸箇所
- メジャーを当てた状態で撮影しておくと、後でサイズを確認できます。
- 動画
- 部屋の広さ感や、玄関から各部屋への動線などを確認するのに役立ちます。歩きながら撮影してみましょう。
ただし、撮影する際は必ず不動産会社の担当者に許可を得てから行いましょう。
遠慮は禁物!担当者にしっかり確認すべきこと・質問例
内見中に少しでも疑問や不安に感じたことは、遠慮せずにその場で担当者に質問しましょう。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思う必要はありません。
曖昧なまま契約してしまうのが一番の後悔につながります。
- 「この傷は修繕してもらえますか?」
- 「エアコンはいつ設置されたものですか?」
- 「インターネット回線はすぐに使えますか?」
- 「上の階や隣の部屋の音はどのくらい響きますか?」(担当者の主観になる場合もありますが、聞いてみましょう)
- 「入居可能日はいつですか?」
担当者は物件情報のプロです。
積極的に質問して、疑問点を解消しましょう!
【室内チェック編】一人暮らしの内見ポイント・チェックリスト

ここからは、いよいよ内見の核心部分!
室内のどこをどのようにチェックすれば良いか、具体的なチェックリスト形式で解説します。
見落としがないよう、一つひとつ確認していきましょう。
①玄関:第一印象と収納力、セキュリティ
玄関は家の顔。
毎日通る場所だからこそ、使いやすさとセキュリティをしっかりチェック!
- 広さ
- 靴を脱ぎ履きするのに十分なスペースがあるか。ベビーカーや大きな荷物を置く場合も考慮。
- 靴箱(下駄箱)
- 収納量は十分かどうか。棚板の高さは変えられるか?ブーツなど高さのある靴も入りそうか?
- 鍵の種類
- 防犯性の高いディンプルキーか?ピッキング対策はされているか?ドアチェーンや補助錠はあるか?
②居室:広さ、間取り、採光、壁・床の状態
生活の中心となる居室。広さの感覚や日当たり、部屋の状態を五感で確かめましょう。
- 広さ・間取り
- 表示畳数だけでなく、実際の広さ感を確かめる。天井の高さもチェック(低いと圧迫感がある)。手持ちの家具(ベッド、ソファ、机など)が置けるかメジャーで測り、配置をシミュレーションする。柱や梁の出っ張りがないかも確認。
- 日当たり・風通し
- 窓の向き(方位磁石アプリ活用)と、時間帯による日の入り方を確認。可能であれば、日当たりの良い時間帯(午前~昼過ぎ)に内見するのがベスト。窓を開けて風が通るかもチェック。
- 壁・床・天井の状態
- 傷、汚れ、シミ、日焼け跡はないか?
- 壁紙の剥がれ、浮きはないか?
- 床のきしみ、へこみ、傾きはないか?
- 天井に雨漏りのシミはないか?
- カビが発生しやすい隅や窓際、北側の壁などを念入りにチェック。
壁を軽く叩いて防音性の簡易チェック: 隣の部屋との間の壁をコンコンと軽く叩いてみましょう。軽い音が響く場合は壁が薄い可能性があります。ただし、これはあくまで目安です。
③収納:量と使いやすさが生活を左右する
収納スペースは、部屋をすっきり保つために非常に重要です。見た目の広さだけでなく、使い勝手も確認しましょう。
- クローゼット・押入れ: 広さ(幅、奥行き、高さ)は十分か?ハンガーパイプや棚板はあるか?扉の開閉はスムーズか?
- その他の収納: キッチン、洗面所、玄関などの収納もチェック。どこに何をしまうかイメージしてみる。
- 内部の状態: 収納内部にカビや湿気の跡、嫌な臭いがないか確認。扉を開けてチェックしましょう。
④窓・サッシ:断熱・防音・防犯の要
窓は、光や風を取り入れるだけでなく、断熱性、防音性、防犯性にも大きく関わる部分です。
- 開閉のスムーズさ
- 窓や網戸がスムーズに開け閉めできるか?ガタつきはないか?
- 隙間風
- 窓を閉めた状態で、サッシ周りに隙間がないか確認。冬場の暖房効率に関わります。
- 結露跡
- 窓枠や周辺の壁に結露によるシミやカビがないかチェック。結露しやすい部屋かもしれません。
- 鍵
- 正常に施錠できるか?緩みはないか?可能であれば補助錠が付いていると防犯性が高まります。
⑤コンセント・端子類:数と位置で家電配置が決まる
意外と見落としがちですが、コンセントや各種端子の数と位置は、家具・家電のレイアウトや生活のしやすさに直結します。
- コンセント: 各部屋にいくつあるか?どこにあるか?(部屋の四隅、使いやすい高さにあるか)
- インターネット回線: 端子の有無、種類(光回線か等)、配線状況を確認。自分で工事が必要な場合もあります。
【Point】 冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、パソコン、ベッドサイドなど、どこで何を使いたいか具体的にイメージしながら確認しましょう。
⑥臭い:見落としがちな不快感の原因
部屋に入った瞬間の「臭い」は、その部屋の印象を大きく左右し、住み始めてからのストレスにもなり得ます。
- カビ臭
- 特に水回りや収納内部、北側の部屋などをチェック。
- タバコ臭
- 壁紙などに染み付いていることがあります。非喫煙者にとっては大きなマイナスポイント。
- 排水溝臭
- キッチン、洗面所、浴室の排水溝から嫌な臭いがしないか確認。
- 前の住人の生活臭
- ペット臭や独特の生活臭が残っている場合も。
【Point】 換気されていると分かりにくい場合も。可能であれば少し窓を閉めて確認してみましょう。芳香剤でごまかされていないかも注意。
⑦防音性:快適な生活のための重要項目
一人暮らしでは、生活音の問題がトラブルの原因になることも。できる範囲で防音性をチェックしましょう。
- 隣戸・上下階からの音
- 可能であれば、他の部屋で生活音がする時間帯に内見できるとベストですが、難しい場合が多いです。壁を軽く叩いてみたり、担当者に他の入居者の状況を聞いてみたりしましょう。木造より鉄筋コンクリート(RC)造の方が一般的に防音性は高いとされます。
- 外の騒音
- 窓を閉めた状態で、外の音(車の音、人の話し声、電車の音など)がどの程度聞こえるか確認。大通り沿いや線路沿いの物件は特に注意が必要です。
【Point】可能であれば曜日や時間帯を変えて再確認: 平日の昼間は静かでも、夜や週末は騒がしいというケースもあります。可能であれば、曜日や時間帯を変えて物件周辺を歩いてみるだけでも参考になります。
【設備・共用部チェック編】一人暮らしの内見ポイント・チェックリスト
室内だけでなく、キッチンやお風呂などの設備、そしてエントランスやゴミ置き場などの共用部分も、快適な一人暮らしを送る上で非常に重要です。
こちらも抜かりなくチェックしましょう!
①キッチン:自炊派は特に要チェック!
毎日使うキッチンは、使い勝手が命!自炊派の人は特に念入りに確認しましょう。
- コンロ
- 種類(ガスコンロ/IHクッキングヒーター)。ガスコンロの場合、都市ガスかプロパンガスか(プロパンはガス代が高い傾向)。
- 口数(一人暮らしなら2口あると便利)。
- 設置型か備え付けか。設置型の場合、自分で用意する必要があるか確認。
- シンク
- 広さ、深さは十分か?
- 調理スペース
- 食材を切ったり、盛り付けたりするスペースは確保されているか?
- 収納
- 調理器具や食器、食材を収納するスペースは十分か?棚の高さや奥行きも確認。
- 換気扇
- 正常に動作するか?異音はしないか?油汚れの状態は?
- 冷蔵庫・電子レンジ設置スペース
- メジャーでサイズを測り、手持ちの家電や購入予定の家電が置けるか確認。
②バスルーム・脱衣所:毎日の疲れを癒す空間
一日の疲れをリフレッシュするバスルーム。
清潔感と機能性をチェックしましょう。
- 浴槽
- 広さ、深さは十分か?ひび割れや目立つ傷はないか?
- シャワー
- 水圧は十分か?(実際に少し出してみましょう)。シャワーヘッドの高さは調節できるか?
- 換気
- 窓はあるか?換気扇は正常に動作するか?カビが発生していないか念入りにチェック。
- 給湯器の機能
- 浴室乾燥機はあるか?(洗濯物を干すのに便利)
- 脱衣所のスペース
- 着替えやタオルを置くスペースはあるか?
- 洗面台
- バス・トイレと別か(独立洗面台か)?
- 洗面ボウルの大きさ、鏡の大きさ、収納(鏡裏収納や下の棚など)は十分か?
- ひび割れや水垢などの汚れはないか?
③トイレ:清潔感と機能性
毎日使う場所だからこそ、清潔感が大切です。
- 広さ
- 狭すぎないか?
- 清潔感
- 便器や床、壁の汚れは?嫌な臭いはしないか?
- 換気
- 窓や換気扇はあるか?正常に動作するか?
- ウォシュレット
- 有無を確認。古いタイプでないかもチェック。
④洗濯機置き場:サイズと設置場所
意外と見落としがちなのが洗濯機置き場。サイズが合わないと大変です!
- 設置場所
- 室内か室外(ベランダなど)か?室外だと洗濯機が汚れやすく、冬場は寒いことも。
- 蛇口の位置と形状
- 洗濯機の給水ホースが接続できるか確認。
⑤エアコン・その他設備:快適性と利便性
エアコンなどの設備は、快適な生活に欠かせません。状態をしっかり確認しましょう。
- エアコン
- 備え付けか?(ない場合は自分で設置・費用負担が必要)
- リモコンはあるか?
- インターホン
- モニター付きか?
- 正常に鳴るか、通話できるか確認。
- 照明器具
- 備え付けか、自分で用意する必要があるか?(残置物の場合、故障時の修理費用が自己負担になることも)
⑥共用部:管理状態が入居者の質を表す
共用部分は、その物件の管理状態や、住んでいる人のマナーが表れやすい場所です。しっかりチェックしましょう。
- エントランス
- オートロックはあるか?(防犯面で重要)
- 清掃は行き届いているか?
- 集合ポスト
- 鍵の種類(ダイヤル錠など)。
- チラシが散乱していないか?(管理が行き届いているかの指標に)
- 宅配ボックス
- 有無を確認。空き状況はどうか?(ネット通販をよく利用する人には便利)
- 廊下・階段
- 清掃状況、電灯が切れていないか、私物が放置されていないか。
- ゴミ置き場
- ルール(曜日、時間、分別方法)は守られているか?
- 清潔に保たれているか?(カラス対策などがされているか)
- 悪臭はないか?
- 駐輪場・駐車場
- 空き状況、料金、場所を確認。
- 整理整頓されているか?
【Point】掲示板の内容もチェック: 管理会社からのお知らせや、住民への注意喚起などが貼られていることがあります。騒音トラブルなど、物件の問題点が分かる場合も。
【周辺環境・立地チェック編】失敗しない一人暮らしの内見ポイント
部屋の中だけでなく、建物周辺の環境や立地も、住み心地を大きく左右します。自分の足で歩いて、五感で確かめることが大切です。
最寄り駅からの道のり:毎日のことだから重要!
物件情報に書かれている「駅徒歩〇分」は、信号待ちや坂道などが考慮されていない場合が多いです。実際に歩いて確認しましょう。
- 実際の徒歩時間
- スマホのストップウォッチなどで測ってみましょう。
- 道のり
- 坂道や階段の有無、歩道の広さ、交通量などを確認。
- 夜道の明るさ・安全性
- 街灯は十分にあるか?暗くて不安な道はないか?
- 人通りはどうか?
【Point】 可能であれば、一度歩いてみることをおすすめします。
周辺施設:生活の利便性をチェック
日々の生活に必要な施設が近くにあると便利です。自分のライフスタイルに合わせて確認しましょう。
- スーパー・コンビニ・ドラッグストア
- 徒歩圏内にあるか?複数あると選択肢が広がります。
- 営業時間、品揃えはどうか?
- 病院・クリニック
- 内科、歯科など、よく利用する診療科が近くにあると安心。
- 銀行・郵便局・役所
- 手続きなどで利用する施設の場所を確認。
- その他
- 飲食店(よく利用する場合)
- コインランドリー(洗濯機がない、または大きなものを洗いたい場合)
- 公園、図書館など、自分のライフスタイルに必要な施設
騒音:時間帯や曜日で変化することも
室内のチェックでも触れましたが、周辺環境からの騒音や臭いも重要です。
- 騒音源
- 幹線道路、線路、高速道路は近くにないか?(窓を開けた状態でも確認)
- 学校、幼稚園、公園は近いか?(日中の子供の声など)
- 工場、工事現場はないか?(作業音、工事期間を確認)
- 繁華街や居酒屋などが近くにないか?(夜間の騒音)
治安・雰囲気:安心して暮らせる環境か
安心して暮らすためには、街の治安や雰囲気も大切です。
- 交番の場所
- 近くにあると安心感があります。
- 街全体の雰囲気
- 落書きやゴミのポイ捨てが少ないか、街灯が整備されているかなど、自分の目で見て確認しましょう。不動産会社の担当者に聞いてみるのも良いでしょう。
【Point】ハザードマップで災害リスクも確認: 自治体が公開しているハザードマップで、洪水、土砂災害、地震などのリスクを確認しておくと安心です。
内見後の比較検討と最終確認!一人暮らしの物件契約前のポイント
複数の物件を内見したら、いよいよ契約する物件を決める段階です。
しかし、焦って決めるのは禁物!
内見で得た情報を元に、冷静に比較検討し、最終確認を行いましょう。
複数の物件を比較検討する際の視点
内見の記憶が新しいうちに、それぞれの物件のメリット・デメリットを整理しましょう。
- チェックリストと写真・動画を見返す
- 内見時に記録した情報(チェックリストの評価、写真、メモ)を客観的に見比べてみましょう。「なんとなく良かった」という印象だけでなく、具体的な項目で比較することが大切です。
- 自分なりの優先順位を再確認
- 部屋探しを始めた時に考えた「譲れない条件」を改めて確認します。家賃、立地、広さ、設備、日当たり、セキュリティ… 自分にとって何が一番重要か、優先順位をつけましょう。全ての条件を満たす完璧な物件はなかなかありません。どこを妥協できるか考えることも重要です。
- メリット・デメリットを書き出す
- 各物件について、良い点(メリット)と気になる点(デメリット)を書き出してみましょう。表にしてみると比較しやすくなります。
まとめ

一人暮らしの部屋探しにおける「内見」。
それは、写真や情報だけでは分からないリアルな情報を自分の目で確かめ、後悔しない選択をするために重要なステップです。
この記事では、内見前の準備から当日の流れ、そして室内・設備・共用部・周辺環境に至るまでの詳細なチェックポイントを解説してきました。
【内見成功の秘訣】
- しっかり準備する(持ち物・質問リスト)
- チェックリストを活用し、効率的に確認する
- 五感をフル活用し、細部まで観察する
- 気になることは遠慮なく質問する
- 写真や動画で記録し、比較検討する
このチェックリストを参考に、ポイントを押さえて内見に臨めば、きっとあなたにぴったりの、快適で安心できる部屋が見つかるはず!
この記事が、あなたの理想の一人暮らしの実現と、最高の新生活スタートの助けになればうれしいです。
自信を持って、部屋探しを楽しんでください!