葛飾区でお出かけ先を探しているけれど、情報が多すぎてどこに行くか決められない…そんな経験はありませんか?この記事では、数ある葛飾区のスポットを「家族で遊ぶ」「のんびり散策」など、あなたの目的に合わせて厳選してご紹介します!
まずは知りたい!葛飾区ってどんな街?おすすめの基本情報

葛飾区と聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか?「寅さんの柴又」「こち亀の亀有」といった下町のイメージが強いかもしれません。しかし、実はそれだけではない多様な魅力にあふれた街なのです。ここでは、葛飾区での時間をもっと楽しむために、まずは街の基本情報と魅力をご紹介します。
下町情緒と豊かな自然が共存する街
葛飾区の最大の魅力は、人情味あふれる下町の雰囲気と、都内とは思えないほど豊かな自然が見事に共存している点にあります。柴又帝釈天の参道を歩けば、まるで昭和時代にタイムスリップしたかのような温かい賑わいに包まれます。一方で、区の北部には「水元公園」が広がり、水と緑が織りなす美しい景色の中で、心穏やかな時間を過ごすことができます。活気ある商店街での買い物も、広大な公園でのピクニックも、どちらも日常の一部にできます。
都心へのアクセスも良好な交通網
下町のイメージから、都心から離れていると思われがちですが、実は交通の便が良いのも葛飾区の強みです。区内にはJR常磐線、総武線、京成線、北総線など複数の路線が走り、都心へのアクセスは非常にスムーズです。
- 新小岩駅(JR総武線)から: 東京駅まで約13分、新宿駅まで約30分
- 金町駅(JR常磐線)から: 大手町駅まで約25分(東京メトロ千代田線直通)
- 京成立石駅(京成押上線)から: 日本橋駅まで約16分、品川駅まで約30分
このように、都心へのアクセスもスムーズなため、通勤・通学にも便利な立地と言えるでしょう。
エリアごとの特徴
葛飾区は、エリアごとに全く異なる顔を持っています。
- 柴又
- 映画『男はつらいよ』の舞台。帝釈天を中心に、古き良き日本の原風景が残る観光地。
- 亀有
- 漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の聖地。駅周辺にはキャラクターの銅像が点在し、散策が楽しい街。
- 新小岩
- JR総武線快速が停車する交通の要衝。駅前には大きな商店街が広がり、活気に満ちています。
- 金町
- JR線と京成線が利用可能。駅周辺は再開発が進み、新しいマンションや商業施設が誕生している一方、水元公園への玄関口でもあります。
- 立石
- 「せんべろの聖地」として知られる飲み屋街が有名。再開発計画が進む、今最も注目されているエリアの一つです。
葛飾区の家賃相場と住みやすさ
葛飾区は、東京23区内では比較的家賃相場が高い都心部と比較して家賃を抑えやすい傾向にあります。
また、「子育て世帯にやさしい街」としても知られており、待機児童対策に力を入れているほか、公園や児童館などの施設も充実しています。物価が安定している商店街も多く、日々の生活コストを抑えやすい点も、住みやすさに繋がっています。
【お出かけ編】葛飾区のおすすめスポット!定番観光地から穴場まで

葛飾区には、何度でも訪れたくなる魅力的なお出かけスポットがたくさんあります。定番の観光地から、地元の人々に愛される穴場まで、目的別にご紹介します。
歴史と文化に触れる!柴又帝釈天・寅さん記念館を散策
葛飾区観光の王道といえば、やはり柴又です。京成金町線「柴又駅」に降り立つと、駅前の寅さん像が迎えてくれます。
帝釈天へと続く約200mの参道は、名物の草だんごやせんべいを売る店が軒を連ね、歩いているだけでワクワクします。国の重要文化的景観にも選定されたこの通りで、食べ歩きを楽しむのがおすすめです。
参道を抜けると現れるのが「柴又帝釈天(題経寺)」。見事な彫刻が施された「彫刻ギャラリー」は必見です。境内でのんびり過ごした後は、すぐ近くの「葛飾柴又寅さん記念館」へ。映画の世界観を忠実に再現したセットや資料の数々は、ファンならずとも楽しめます。
自然を満喫!水郷公園「水元公園」の楽しみ方
JR金町駅からバスで約7分。そこには都内とは思えない広大な自然空間が広がっています。水元公園は、小合溜という貯水池に沿って造られた、都内で唯一の水郷景観を持つ公園です。
園内には約18,000本ものポプラやメタセコイアが植えられ、特に秋の紅葉は見事です。また、6月には約100種14,000株の花菖蒲が咲き誇る「しょうぶまつり」が開催され、多くの人で賑わいます。
広大な敷地内では、バーベキュー(要予約)やバードウォッチング、ザリガニ釣りなども楽しめます。レンタサイクルで園内を巡るのもおすすめです。家族や友人と、一日中飽きることなく過ごせる場所です。
アニメの世界へ!「こち亀」の聖地・亀有を巡る
JR亀有駅周辺は、人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』一色。駅の南北には、主人公の両津勘吉をはじめ、中川や麗子など、おなじみのキャラクターたちの銅像が15体も設置されています。
駅で配布されている「こち亀銅像めぐりマップ」を片手に、像を探しながら街を散策するのが定番の楽しみ方。漫画に登場した場所を訪ねてみるのも面白いでしょう。駅前の商業施設「アリオ亀有」内には、作中に登場したゲームセンターを再現した「こち亀ゲームぱ〜く」もあり、こちらもファン必見のスポットです。
季節を感じるおすすめスポット
葛飾区には、四季折々の美しい風景を楽しめる場所も豊富です。
京成線「堀切菖蒲園駅」から徒歩約10分の場所にある「堀切菖蒲園」は、江戸時代から続く花菖蒲の名所。毎年6月上旬から中旬にかけて、約200種6,000株の花菖蒲が見事に咲き誇ります。
また、新小岩駅の北側に広がる「新小岩さくら通り」は、春になると美しい桜のトンネルが出現します。満開の時期に合わせてお散歩するのもおすすめです。
雨の日でも安心!親子で楽しめる屋内施設
天気が悪い日でも、子供たちが思いっきり楽しめる場所があるのは嬉しいポイントです。
お花茶屋駅近くにある「葛飾区郷土と天文の博物館」は、葛飾区の歴史を学べるだけでなく、本格的なプラネタリウムも併設されています。子供向けプログラムも多く上映されるため、星空に興味を持つきっかけになるかもしれません。
また、区内各所にある「児童館」も、乳幼児から高校生までが安心して遊べる貴重なスペース。おもちゃや遊具が充実しているだけでなく、様々なイベントも開催されています。
【暮らし編】住むなら知っておきたい葛飾区のおすすめ生活スポット
観光地やグルメだけでなく、日々の暮らしを豊かにしてくれる場所がたくさんあるのが葛飾区の魅力。ここでは、不動産メディアならではの「住む人の視点」で、おすすめの生活スポットをご紹介します。
活気あふれる!おすすめの商店街で毎日の買い物を楽しむ
大型スーパーも便利ですが、お店の人との会話を楽しみながら買い物ができる商店街は、暮らしに彩りを与えてくれます。
特に京成立石駅周辺の「立石駅通り商店街」や「奥戸街道商店街」は、平日でも多くの人で賑わう活気ある場所。新鮮な野菜や魚を扱う個人商店から、美味しいお惣菜が人気の店まで、様々なお店が軒を連ねています。歩いているだけで、今晩のおかずのヒントが見つかるかもしれません。
実は名湯の宝庫?下町のおすすめ銭湯・サウナでリフレッシュ
葛飾区には、今もなお多くの銭湯が点在しており、地域住民の憩いの場となっています。
昔ながらの宮造りの銭湯で、富士山の絵を眺めながら広いお風呂に浸かるのは、まさに至福のひととき。近年では、リノベーションされてモダンでおしゃれになった銭湯や、サウナに力を入れている施設も増えています。仕事帰りに立ち寄って、一日の疲れを癒やす…そんな贅沢が日常になります。
こだわりの一品が見つかる!おすすめの専門店
毎日の食卓がちょっと豊かになる、地元で評判の専門店を知っておくと暮らしはもっと楽しくなります。
葛飾区には、個性豊かな個人経営のパン屋さんや、質の良いお肉を扱う精肉店、新鮮な魚介が手に入る鮮魚店などがたくさんあります。「今日はあのお店のパンにしよう」「週末は少し良いお肉で焼肉を」といったように、目的に合わせてお店を選ぶ楽しみがあります。
子育て世代に嬉しい!おすすめの児童館や図書館
子育て中のファミリーにとって、地域のサポート施設は非常に重要です。葛飾区には、子どもたちがのびのびと過ごせる施設が充実しています。
区内18ヶ所にある児童館では、乳幼児向けの親子広場や、小学生が放課後に安心して過ごせるスペースが提供されています。また、「葛飾区立中央図書館」をはじめとする区立図書館は、絵本の蔵書数が多く、おはなし会などのイベントも頻繁に開催されており、子供たちの知的好奇心を育むのに最適な環境です。
まとめ

目的別にご紹介してきた葛飾区のおすすめスポット、いかがでしたでしょうか。
人情味あふれる下町のグルメや観光地、都内とは思えない豊かな自然、そして日々の暮らしを彩る温かいお店の数々。葛飾区は、訪れる人それぞれの目的に応えてくれる、多様で奥深い魅力を持った街です。
この記事を読んで、「次の休日は葛飾区に行ってみようかな」「こんな街に住んでみるのもいいな」と思っていただけたなら幸いです。あなたにぴったりの暮らしが、この葛飾区で見つかるかもしれません!