引っ越し費用が安い時期はいつ？おすすめの時期をご紹介！

引っ越しは新生活への第一歩ですが、想像以上にかかる費用に頭を悩ませていませんか？
実は、引っ越しの時期を工夫するだけで、料金を数万円単位で節約できます！
この記事では、1年で最も引っ越し費用が安い時期を解説していきます。

「家賃が安い時期」と「引っ越しが安い時期」は違う？

引っ越しにかかる費用は、業者に支払う料金だけではありません。
新居の「家賃」や「初期費用」も大きな割合を占めます。では、「引っ越し費用が安い時期」と「家賃が安い時期」は同じなのでしょうか？

家賃が安くなる時期は「6月〜8月」の夏場

実は、この2つは必ずしも一致しません。一般的に、家賃や初期費用の交渉がしやすくなるのは、6月〜8月の夏場と言われています。

これは、春の新生活シーズンが終わり、不動産業界全体が閑散期に入るためです。空室期間が長引くのを避けたい大家さんが、家賃を下げたり、礼金ゼロなどの条件で入居者を募集したりするケースが増えるのです。

関連記事：一人暮らしの初期費用の相場はどれくらい？内訳を徹底解説！

引っ越しが安い時期に物件探しをするメリット・デメリット

引っ越し費用が安い閑散期（6月や11月）に物件探しをする場合、以下のようなメリットとデメリットが考えられます。

メリット

不動産会社が比較的空いており、じっくり相談に乗ってもらえる。
競合が少ないため、気に入った物件を焦らずに決められる。
家賃交渉がしやすい時期（6月、7月、8月）と重なる場合がある。

デメリット

繁忙期に比べて、市場に出回る物件の数が少ない。
好条件の物件は春のうちに契約済みになっている可能性が高い。

引っ越しが一番安い時期は6月と11月！

「引っ越し費用って、いつが一番安いの？」その疑問にお答えします。
年間を通して料金は変動しますが、結論から言うと、最も狙い目なのは需要が落ち着く閑散期です。
具体的に見ていきましょう。

引っ越し費用が最も安いのは閑散期の「6月」と「11月」

年間で最も引っ越し費用を安く抑えられる可能性が高いのは、6月と11月です。

この2つの月は、祝日が少なく、気候も安定しているため引っ越しには向いていますが、新生活シーズンのような大きなイベントがありません。そのため、引っ越しをする人が減り、業者のスケジュールにも空きが出やすくなります。

業者側もトラックや作業員を遊ばせておくよりは、料金を下げてでも稼働させたいと考えるため、価格交渉にも応じてもらいやすい絶好のタイミングなのです。次いで安いのは、1月、7月、8月、10月といった時期になります。

なぜ時期によって料金が変わる？繁忙期と閑散期の仕組みを解説

引っ越し料金が時期によって大きく変動するのは、需要と供給のバランスが変化するためです。

繁忙期（3月・4月、次いで2月・5月・9月）
- この時期は、企業の転勤、大学の入学、新社会人の就職などが一斉に重なります。「この日までに引っ越したい」という人が急増するため、引っ越し業者のトラックや作業員の数が足りなくなります。需要が供給を大幅に上回るため、料金は高く設定され、値引き交渉も難しくなります。
閑散期（6月・11月、次いで1月・7月・8月・10月・12月）
- 繁忙期のような大きなライフイベントがない時期は、引っ越しをする人が減ります。業者側はトラックや作業員のスケジュールに空きが生まれるため、供給が需要を上回る状態になります。そのため、料金を下げたり、割引キャンペーンを行ったりして、一件でも多くの依頼を獲得しようとします。これが、閑散期の引っ越し費用が安くなる理由です。

【タイプ別】おすすめの引っ越し時期

引っ越し費用が安い時期は分かりましたが、「自分の場合はどうなんだろう？」と感じる方も多いはずです。
人それぞれのライフスタイルや状況によって、ベストな引っ越し時期や戦略は異なります。
ここでは、あなたのタイプに合わせた最適な引っ越しプランをご紹介します。

学生（入学・進学）の方

新社会人（就職）の方

3月上旬まで、または研修期間を利用して4月下旬以降

新社会人の方も、4月の入社に合わせて引っ越すため、繁忙期のピークと重なります。費用を抑えるには、いかにピークを避けて行動できるかが鍵となります。

なぜその時期が良いのか？
- 内定が出て勤務地が確定したら、すぐに物件探しを始めましょう。引っ越しは可能であれば3月上旬までに完了させるのが理想です。もし会社に研修制度があり、最初の数週間は寮生活だという場合は、絶好のチャンスです。本格的な引っ越しは、世の中が落ち着いた4月下旬から5月に行いましょう。がら空きの閑散期料金で、快適に引っ越しができます。
行動のポイント
- 会社の家賃補助（住宅手当）の規定を事前に確認しておく。
- 初期費用を抑えるため「敷金・礼金ゼロ」の物件も視野に入れる。
- 引っ越し業者の法人契約割引が適用される場合もあるので、会社に確認してみる。

転勤（会社の辞令）が決まった方

時期は選べない！「節約術」の徹底が必須

会社の辞令による急な転勤は、残念ながら時期を選ぶことができません。3月や9月といった繁忙期と重なることも多く、まさに時間との戦いになります。

なぜその時期が良いのか？
- 時期を選べない以上、考えるべきは「いかに効率よく、費用を抑えるか」です。辞令が出たら、その日のうちに行動を開始するくらいのスピード感が重要になります。
行動のポイント
- 会社の引っ越し費用補助の上限額を真っ先に確認する。
- 時間がなくても、最低3社には電話などで連絡し、概算の見積もりを取る。「一括見積もりサイト」なら、夜間でも申し込みが可能です。

同棲・結婚を機に引っ越すカップル

閑散期の6月・11月

お二人の新生活のスタートは、時期を比較的自由に調整しやすいのが強みです。それなら、最もお得な閑散期を狙わない手はありません。

なぜその時期が良いのか？
- 引っ越し費用が年間で最も安い6月や11月がベストタイミングです。不動産会社も空いているため、二人の希望条件に合う物件をじっくり相談しながら探せます。また、お互いの荷物を持ち寄ると想像以上に量が増えるため、荷物量が多くなりがちなカップルの引っ越しでは、料金が安い閑散期のメリットを最大限に活かせます。
行動のポイント
- まずはお互いの荷物をリストアップし、不要なものを処分して荷物量を減らす。
- 引っ越し前に、家具・家電のどちらを残してどちらを処分するか決めておく。
- 物件探しの希望条件（エリア、間取り、家賃など）に優先順位をつけておくとスムーズ。

費用をとにかく抑えたい！フリーランスなど時期を自由に選べる方

トータルコストで選ぶなら6月～8月、快適さも求めるなら11月

費用を最優先に考え、時期も自由に選べる方は、最も賢い引っ越しができる立場にあります。

なぜその時期が良いのか？
- 家賃や初期費用まで含めたトータルコストを最も抑えたいなら、引っ越し費用が安く、家賃交渉もしやすい6月～8月がベストです。ただし、物件数が少なく、猛暑の中での引っ越しになるデメリットは覚悟しましょう。
  快適さも考慮するなら、11月が最強の選択肢です。気候は穏やかで、引っ越し料金は年間最安レベル。秋の転勤シーズンが終わって不動産市場も落ち着いているため、心に余裕を持って新居を探せます。
行動のポイント
- 時間に縛られない強みを活かし、業者の都合に合わせる「フリー便」を積極的に活用する。
- 物件の内見も、複数の物件を平日の昼間など空いている時間にじっくり行う。